ヨーロッパと日本の私

ヨーロッパで体験した事、等々

カナリア

大西洋、カナリア諸島の小さな島、ラパルマ島の海辺には現地の人々が過ごす週末用の小さな家や小屋が立っています。そこは風や高波を遮る岩場の静かな一角、人々は週末や夏のなると家族で日常から解放されて過ごします。温かい気温と海辺の空気は島に住んでいても格別に新鮮で健康に効果的であることを知っています。その家も小屋も家族と親戚や友達で決して急がず、仕事の合間にユックリと建てます。

ある日、テラスに座っている老人が膝の上で竹の材料で工作をしているのを見かけました。その人は鳥籠を作っている、と半分完成した小さな籠を見せてくれました。又、軒下に掛けた籠の中の黄色いカナリアも。

                                          f:id:katsukomj:20191130120044j:plain

そうです、、そこは小鳥のカナリアの発祥の地です。私はすぐに「歌を忘れたカナリア」を口ずさみました。老人は大変喜んで、ここではみんながこの鳥籠とカナリア

家族のように仲良く暮らしているのだと話します。その後たしかに、私は多くの民家の入り口で見かけました。竹製の籠は温かく黄色いカナリアの色とよく似合います。

カナリアは澄んだ美しい鳴き声で愛玩鳥として、昔から知られ,飼いやすいペットとされます。通常イエロウカナリアが飼いやすく黄色い羽色とその鳴き声で人々を癒してくれます。体重15-20g、しかし、長寿10年とも言われ人々の近くが大好きです。

以前、私の姪は飼いなれたカナリアを籠から出して、部屋の中で遊ばせると肩に止まり

お箸の先に味噌汁をすくい飲ます習慣を喜んで名前がピイー子も美味しそうに飲んでいました。))

海辺の老人のていねいな仕事を見ながら、ふと懐かしい思い出がよみがえりました。