ヨーロッパと日本の私

ヨーロッパで体験した事、等々

花まつり・灌仏祭

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       (画像は全日本仏教会から借用いたしました)

 

春一番、お釈迦様の誕生日をお祝いする、仏教徒には大事な一日です。

現在のスピ―ド感は、アジアの国々も同様、日本の私達も仏教徒の根源に

お釈迦様の慈悲溢れる姿と教えがある事を忘れさせます。

 

しかし、私はこの花まつりの日を忘れた事がありません。私の記憶はどこかで止まったような錯覚がありながらも子供の頃、母や叔母さん達と、大きなお寺の講堂に座り、法要・法話を聞いた時に戻ります。花まつり、、言葉の余韻が美しくて、又、お釈迦様の頭から身体にお水をかける、甘茶を頂く等、子供ながらに高揚心を感じたのです。

後日、自身の宗教に関心が芽生えた時、両親から聞きました。多分一年の間に数回は

法要。法話を聞くために檀家としてお寺に行っていたのでしょう。どこかヒンヤリと

する空気感の漂う大講堂で、話の内容は理解できなくても、雰囲気からなにかを得て

いたのでしょうか。

 

私の家系は浄土真宗本願寺、京都は西本願寺、大阪には御堂筋に北御堂があります。

朝夕のご仏前への挨拶、祥月命日、法事の日、お墓参り、忙しい年月にも、毎日の

習慣となり、生存中の家族、亡き家族が平穏でありますよう、深く手を合わせて

祈るのです。

        そして「Covid19」の収束をより一層祈ります。

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