ヨーロッパと日本の私

ヨーロッパで体験した事、等々

ヨガ

    <ヨガブ‐ム>なのでしょうか。至る所で公報・広告を見ます。

  たしかに、この言葉を知らない人はいない程に私達に密着しています。

ブ ーム、、は言い過ぎかもしれませんが、経験する人、今後始めたい人は増える

一方だと思います。特にこの度の「COVID-19」の発生と同時にその原因を知りたくも

いかに薄い氷の上の現象かと考える人が多いと想像するからです。

<瞑想>はヨガの一部であり、その訓練で、私達の精神はかなり安定します。

 

<祈り>や<瞑想>は人間の日々の暮らしにどれほどに大事で必要な要素を持つか、

事態が不安定で混沌とした時にこそ気づくのも人間、私は、いまだ経験した事のない

「COVIDー19」のニュースを見て連日考えつつ、ヨガを知っている事を喜んでいます。

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私は、朝夕に亡き夫と両親の魂に語りかけたくて、新しい水とお茶を入れて祈り、

どうぞ今日も無事で過ごせますよう、、と祈ります。それは長い年月の習慣になり、

急いで外出の時など忘れると終日落ち着きません。<祈り>は私の精神を支えて

くれています。始めた場がヨーロッパだったからかもしれませんが、住む場所には全く関係ないのです。<祈り>はどの宗教も、民族も越えて人間を救ってくれます。 

<祈り>に加えて、さらに集中力を高める力を<ヨガの瞑想>は持っているのです。

正しく座る姿勢、時間も各々の好み、自宅で簡単にできるので始めてみませんか。

 

亡夫が自宅で介護者の生活を始めた頃、私にはもちろん分からない事ばかりでした。

現地、ラパルマでは数少ない看護師(ドイツ人女性)に主人との会話も含めて助けを

求めた時、その人は私に言いました、これでは<あなたもダメになる>と。

そして、ドイツ人のヨガの先生がいるから、どうかと、主人は進め、私もうれしくて

始めたのが<ハ・陽 タ・陰 ヨガ>すでに15年位の体験者です。環境も体力も

変化をして、数か月休む事になっても続けながら、生活の支えだと強く感じています。残念ながら昨年から筋痛症で制限が多くなりましたが<今できる事>をするのです。

 

ヨガの基本、根底にある意味を、浄化法,坐法、調気法、エネルギーと瞑想で、人体を

整えると学びます。決して激しい動きではなくても、それぞれを練習すると最後は

汗をかく程に疲労し,その時に<瞑想>で意識を集中して呼吸(吸う・吐く)を整え

心身を安定させます。一分間に通常なら12回―20回の呼吸に耳を澄まし、不必要な雑念が消えていくのを感じます。普通は60ー90分 間の練習で血流と筋肉が身体全体を活性化して精神の安定に導いてくれます。

私の場合は<言葉>が難関でした。先生の国籍でドイツ語、スペイン語で身体の名称と多くの動作を理解するのに時間が必要でしたが、時間をかけてたどり着き、先生達も

私が心身ともに健康を作りたいと願う考えに大変協力的でした。

昨今は日本で住むようになり、幸運にも安心して<私のヨガ>を楽しんでいます。

 

「お釈迦様」が悟りを開く迄の数年、菩提樹の下で座わっていた姿が、美しいのは

天と地を貫く力が全身を覆うっていたからに違いありません。まさに、その時から

ヨガは生まれたのでしょう。インド哲学、仏教,禅の原点に興味を持ったのも

ヨガを体験してさらに強くなっています。

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昨今は一種のスポーツの感覚でヨガを理解する人が大勢いると思いますが、

本来の精神統一、集中力の訓練である事を忘れないでほしいと思います。

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   屋外の練習は開放的、私は大阪、中の島公園の芝生の上で楽しみました。