ヨーロッパと日本の私

ヨーロッパで体験した事、等々

曾孫の訪問

毎日、1人、1時間が許可されるようになった、ドイツの介護施設のママを

特別に承諾されて、曾孫の(Mariella)とPhilipe&Bergit夫妻が訪問しました。

今年の1月に産まれてから、多分2-3回しか会えてないし、抱っこもできない期間が

続いたのです。部屋の下まで来て窓越しに手を振った挨拶だけが可能でした。

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パ-キンソン病が進行して、よく転ぶ、無気力になる連日のママの状態を家族は

コロナ感染で会えなくなるのを悔やみました。親友Gabi(ギャビー)はママ達の世代の

人は、猛烈に働いて生きたのだから、残された時間をユックリと孫、曾孫と楽しんで

ほしいのに、コロナに遭遇する等、ほんとうに悔しいと繰り返して言います。

曾孫を腕に抱え込むのも禁止、笑顔を見せてお互いの近さを知るだけなのです。

それでも、Gabiは事務所に掛け合って、防護衣類、手続きをして、ママに喜んでもらいました。

 

そのギャビーが40年以上住んだアパ―トを引っ越します。結婚、離婚、独居、息子を

世話するために来る両親、ママを自宅で看病した数年、、いろいろな時を過ぎて、

今後の独り住まいを用意したのです。偶然にも、ママのいる施設の裏側に新しい

アパートができたので、ここなら、気分にいい日のママに来てもらえると。

将来は自身もこの施設に入ると用意周到の解決を見つけました。

そして、使い切った家具を全部処理して、すべての家具を注文して、私にまず最初に

台所の写真を送ってくれました。 

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又、私には、新しい大きなベッドに寝てほしい、自分はソファベッドに寝るからとの

メールです。以前の150qmから 56qmに移り住むのは、かなりの制限で最初は慣れない、しかし、なにが必要で、そうでないかは、年令と共に整理できるはずです。

 

生涯を働き続けた年月、この人は決して自己中心ではなかった、、この人の明るい

大きな寛容性をなんど感激した事でしょう。ですから、新居にユックリと慣れて、

大事なママ、息子夫妻と孫を慈しんでほしいと心より願っています。

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