ヨーロッパと日本の私

ヨーロッパで体験した事、等々

建国記念日

         令和2年2月11日 建国記念日です。

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明るい太陽と風になびく国旗は誇らしげにこの日を祝っています。

最近は以前のように見れなくなった、と多くの人が感じていませんか。

紀元節>と呼ばれた時代から、戦後のGHQが打ち出した方針で、日本国民は、

神事・仏事を変更する事になり、昭和23年(1949年)法律ができて、(1966年)に

祭日が実施されました。50年足らずでその意義よりも祭日を重んじる傾向がある程に

豊かな国家になったのでしょうか。<国を愛する心を養う>精神を、将来に向けて

育て上げたいと願うのは私だけでしょうか。 

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   ドイツ連邦共和国東西ドイツ統一を記念して10月3日と定めました。 

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< Tag der deutschen Einheit> 首都ベルリンは毎年大きな祝賀会をしますが、

東西に切断された一つの国・国民の感情は永久に消えない、苦しい時間でした。

かってのボンが首都であった1954年から1990年の間の政治家の底力が現在のドイツを

気づき上げたのだと努力と労を感謝するドイツ国民も多数でしょう。

ドイツ旗の3色、勤勉、情熱,名誉を私は長年親しく見たためか、ホッとするのです。

 

   カナリー諸島(7島)はスペイン領の群島。毎年5月30日が記念祭日です。

<dia de Canarias>は現地に於いてクリスマス、復活祭に続く大きな行事です。独自の

政策で免税国を貫き,1961年の独立運動に成功して、1982年以降、カナリー自治州の

州旗を象徴としています。この日はスペインの国旗とカナリー州旗が一緒に掲げ

られます。島の源点に<犬>の伝説があるので、旗の真中には2匹の犬が立っています

          f:id:katsukomj:20200210114539p:plain スペイン国旗                  f:id:katsukomj:20200209121849p:plain カーナリー州旗

季節もちょうど一年の節目、現地のお祝いム―ドは一層華やかになります。

ちょうど、その日の夜,亡夫は病院で亡くなりました。夜も遅いからと、連絡するのを

ためらった私でしたが電話した全員が在宅中、夜中に島の至る所から駆けつけて

くれました。<dia de Canarias>だと友人達は言ったのです。彼はその瞬間迄も

        愛した島と人々との事を思っていたのだと。

 

それぞれの国民は激しい時代を乗り越えた過去を知り、国家・国旗を掲げる誇りを維持したいと考えるに違いない祝日であり、祭日でありたいと願う事でしょう。