ドイツの桜
ドイツ、中部の街、Duesseldorf・Oberkassel からイースターの挨拶に添えて、桜の
写真が届きました。友人は自動車に乗らないで、快晴なので家の近くを歩いて見たいと思ったそうです。長く住んでる家の近くやライン川や農家のある所をカメラを片手に
歩き始めると、意外と新しい発見があり、嬉しい時間だったと、なお自分の住んでいる環境も再認識したと書いています。
満開の<桜>と添えられた写真です。
ある家の前に大きな桜の木があり、満開、その美しさに、その場を離れられない
ような思いだったと書いてます。ドイツでは、ソメイヨシノを殆ど見かけません。気候や土壌に関係しているのかと思いますが、その品種は普健象、雛菊桜,東錦に似た花弁で、赤い色もその日の天気に影響されて一日の内にさまざまな色となります。
私の住んでいた家の近くにも大きな桜の木があり、バスで通勤中は座席から手を
伸ばすと届きそうでした。桜は<日本の花>と自慢もしたものです。
ある日、主人が言いました、、残念なのは、ドイツの夫人達は、桜の花びらが道を
埋めていると、直ぐ大掃除をして取りのぞく、、と。なるほど、、日本人はこの美しい
花の花びらでさえ、愛おしい思いで受け止めるのだと思う私でした。情緒が不足か
あるいは、家の前で、その花びらで転んで怪我をするのを塞ぐためか、と。
ドイツの中都市で時々桜の並木道をみますが、どれも同じ品種の桜です。どこか大味で
大陸的な逞しさですが、日本人が感じる桜への思慕は別の花でならあるのか、または
本来、春から夏にかけて萌えるような新緑を好む人達だからでしょうか。
Google画像です。左正面の建物がHapag-Lloyd AG. 私の働いていた会社の本社です。
毎年、北ドイツ、Hamburgはアルスター湖の近くに植えられた見事な桜に敬意を
評して、Miss Sakura (桜の女王)を選びます。ドイツで一番早く開設された
日本総領事館が日本とかの地を繋ぎ始めたすばらしい外交の桜です。