長月の満月・ハーベストムーン
Harvest Moon(収穫の月)の意味・語源はアメリカの先住民がつけたのです。
収穫はその日までの労をねぎらう事であり生活を確保します。大地と太陽と
水の恵みを受けて十分な収穫があるのを願い働いた成果です。近代になる迄は、
この繰り返しを人々は延々と続けていて、土を敬う,自然を敬う、そして食を
得る姿勢に向けて謙虚に暮らしました。アメリカの先住民は満月の夜、感謝を
捧げたのでしょう。
9月の満月が近づく頃は、一か月の時間を振り返りました。猛暑でなにも
しなかったような、コロナ自粛で外出も控えて過ごした8月は、それでも、
家族は誰もコロナ感染者にならず元気でした。普通に暮らせた事を感謝します。
満月の前夜、家の中に差し込んでいる光が<月光>と気づいてドキリとしました。明るさが優しくて、連日の気温を忘れるようにホッとしました。台風の予報があったので
満月の写真が写せないかもと考え一夜早くカメラを向けたのです。
99%のお月様ですが、遥かな空から月光は部屋を明るく照らしてくれました。
満月当日は、台風の気象情報の通リ、夜空はドンヨリと暗くなりました。
毎月の満月を堪能する事はここ中都市では難しい現象で誠に残念です。
しかし、日々は短くなり、どこかで夏の終わりを伝える虫たちも啼いてくれます。
次回の15夜は、秋の佇まいを満月の空に堪能できると期待しましょう。
お互いに周知している長い付き合いの千代子さんと政雄さんの存在が、大きな
楽しみを与えてくれます。カナリア諸島独特の景色がお二人のカメラに
写りました。政雄さんは、1970’年代の新しい波に乗ってヨーロッパに移住した
技術者です。ニコンカメラの北欧とスぺインで高い技術を発揮しました。
年金者になっても、現地で若い後輩に講義指導を惜しまない努力家です。
お二人はアウトドア派、共通の趣味を持って至る所に旅行しますが、今年は近場、
それでも、感動の被写体も限りない大自然です。千代子さんの引用をどうぞ。
満月の日が近づくと ”どうぞ今月も顔を見せて下さい” と願い、
ソワソワ気分になります。長月は思いもかけず少々早めにお月様に再会。
暑さが和らいだ8月30日、グアジャデ渓谷(Barranco de Guayadeque)
散歩の帰り道、夕闇の山間からお月様が顔を見せてくれました。
ウチワサボテンの実(トゥナ)とお月様がバランスよく並んでいて、
満月とサボテンのうれしい出会いでした。
猛暑の次は台風、めまぐるしい気候の変化、どうぞ体調を崩されないようお過ごし下さい、とのメールです。ありがとうございます !!
サボテンの実は果物として市販されます。中身が赤と黄色があり、
いずれも、外側にたくさん棘があるので、注意してブラシや松の葉で
こすりました。ジャムにも他の果物と混ぜて作りました。
千代子さん、政雄さん、日本は台風が到来する9月ですが、大きな被害をもたらさないで、と祈りましょうね。コロナ感染もあり、避難所に
行かれる人達の心労はいかほどかと想像しましょう。
無事で、平穏でありますよう!!