ヨーロッパと日本の私

ヨーロッパで体験した事、等々

神無月の満月・Hunter's Moon

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                           ** Googleのすてきな画像です**

中秋の名月」とも「十五夜」とも呼ばれる満月が最も美しい10月です。

Hunter's Moon =狩猟月、アメリカの呼び名もこの季節のいい表現ですね。

 

1か月に2回満月がある月の2回目の満月を(Blue Moon=-ブルーム―ン)と

呼び、今月は10月31日になります。アメリカの有名な歌手

フランク シナトラの甘いメランコリックな歌は今でも懐かしいです。

 

歳時記には地方のさまざまな習慣とその利用がわかりやすく書かれています。15夜に関して読んだら、下記のような記事があり、私は10月の 満月が15夜だと勘違いしていたのを知りました。

       ** 十日夜(とおかんや)**

お月見といえば、旧暦8月15日の(十五夜)が定番ですが、秋の伝統的なお月見はこの日だけではありません。旧暦9月13日日の(十三夜)、旧暦10月10日

(十日夜)、と、3回行われることもありました。

十五夜)は別名「芋名月」(十三夜)は「栗名月」「豆名月」と呼ばれるように、

お月見は名作物の収穫祭でもありました。十日夜は東日本を中心とした稲の収穫祭で、

お月見をするほか、田の神に餅を供えたり、藁束で地面を叩いてモグラを追い出すまじないをしたり、役目を終えた案山子(カカシ)を祭ったりするなど、内容は地域によって千差万別です。西日本では「亥の子」という行事が十日夜に対応しています。

旧暦10月10日は、今年の新暦では11月24日に当たります。お月見というより

収穫祭の性格が強い十日夜ですが、秋のお月見シーズン”締め”として、忘れずに夜空を見上げたいものです。

 

いけばな・嵯峨御流のお稽古日は毎週火曜日です。大阪、天満橋の園芸社、4階の

お稽古場に「ススキ」が届いていました。田中美智甫先生が丁寧な指導を始めて、

まだ開いていない穂先を丁寧に開けて,そっとススキの柔らかい穂を取り出します。

そして、お生花をいけます。数本の「ススキ」を見極めて、大きな穂と葉を

つけたのを水盤から真直ぐにいけ、次の枝を選び添えて形を組み合わせます。

お生花には決められた形がありますが、最も美しい姿にできあがる事の難しさを、

この「ススキ」からも一年に一度のお稽古として貴重に学びます。

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左のススキは一色ですが、真中の図表のように赤、白と色を変えていけ、

中間の穂と穂の間から、お月様が見える「月の座」を表現します。優雅な格式高い

古典の世界があります。

嵯峨御流発祥の地は、京都嵯峨大覚寺です。嵯峨天皇が別荘として愛した嵯峨野で

慈しんだ古典文化は、1200年の時を刻んでも現代社会で輝く力を持っています。

大沢の池に船を出して満月を愛でる、その時間の豊かさを十分想像できます。

広大な境内には、大沢に池の東側に広沢の池もあり、その静寂と植物の美しさは

京都の誇る地でしょう。

 

心が華やぐ満月も10月は特別な期待をして、天気予報を聞き、なんども夜空を

眺めた時、誠に明るい美しいお月様がケヤキの大木の間に顔を見せてくれました。

安堵して、、よかった今月も合掌できました。

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季節が変わる、、その雰囲気を十分に感じます。大勢の人が同じ思いでしょう。

 

千代子さんと政雄さんの住んでいる<Las Palmas>はあいにくの曇り空でしたが、

それはそれで、風情のある写真を頂きました。ありがとうございます !!

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不安ながらも半年ぶりにコンサ―ト行きました。会場の<Alfred Kraus>

は徹底した感染予防策をとっていて驚きました。複数の出入り口を設け、

1500席を300席に限定。一列おきに空席か二人の間は空席3席。

もちろん。入場時はすべての検査で、これなら、次回も期待できると話しました。 

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    芸術の秋です。コロナ対策が徹底されて、私達も自己管理をしながら、

    美しい事に,心ときめかす事にドンドンふれましょう!!